頭が良い人ほど感情把握が苦痛な理由

こんにちは、ガリヴァーです。

今日は、抽象具体思考の中でも、
”人間の感情”という部分について話します。

僕の部下に、
まじでこいつ頭がいいなって思う人がいるんです。

彼は26歳で入社3年目。

テストとかやらせたら、
偏差値70とかえげつない数値を出すやつ。

レポートとか、契約書を読ませると、
めちゃくちゃ論点整理が早いんです。

蛍光ペンを2色使って、
すごいスピードで文章を読み始めるんですね。

で、

その後、白い紙を用意して、
手書きで情報の構造を整理していくんです。

この言葉が一番上にきて、
次はこの概念が来る・・・・

要は、

抽象具体思考が
めちゃくちゃ得意なやつなんですね。

だから、資料作成とか、
議事録とか取ってもらったら、

めちゃくちゃ早いです。

自分で言うのもなんですが、
僕も1ヶ月に10冊以上本は読んでるし、

毎日たくさんの情報に触れて
情報の構造化に取り組むけど、

彼には勝てないなぁと思うんですよね。

そんな彼が苦手なことがあります。

それは、他人の感情を読み取ること。

正確に言うと、
他人の感情に興味を示さない。

だから、前の部署とかだと、
年上のお姉さん達にめっちゃ嫌われてたんです。

全然可愛くなかったんでしょうね。

しかも、自分の気持ちに全く
寄り添ってくれないから、

なんだこいつ年下のくせに、
生意気なってなっておったんでしょう。

そうゆう話を聞いていたので、

僕が上司になって、
彼と一緒に働き出してから、

ズーーーーっと観察して、

なぜ、こいつは人の感情に
あんまり興味がないのだろうかと、

考えてたんです。

今日、答えがわかりました。

今朝読んだ本
「具体と抽象 細谷功著」にヒントがありました。

人間の感情というのは、
具体情報である。

感情とは一人一人違うものなので、
抽象・具体思考でいうところの、

超・具体情報として扱われるんです。

そう、

僕の部下は抽象化が得意な分、

具体情報のオンパレードである感情が
面白いと感じないのではないか、

これが僕の仮説です。

感情をいくら聞いて集めても、
抽象化することはできない。

10人の感情を聞いたところで

そこに共通のルールを見出す(抽象化)に
面白さはないわけです。

レポートや議事録のように、
抽象具体を繰り返して、

情報を整理するという行為は、
対象が人間の感情であったら、

やる意味もないし、できないと思います。

だから、僕の部下は、
人の感情への関心が少ないのかと思いました。

まだ本人に聞いてないのでわかりませんが、
僕の仮説が当たっているかどうか、

検証してきます!

以上、感情は超具体情報であるよ

という話でした。

今回のように、
世の中に情報を、

これは具体か?抽象的な情報か?という目線を持つと、
見違えるくらい頭が良くなります。
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